競売になる前に任意売却を!
任意売却とは、債務者と債権者(金融機関)の間に仲介者が入り、双方が合意した価格で第三者に不動産を売却する手続きのことです。競売に比べ高値で売却できることが、任意売却の大きなメリットです。
任意売却のメリット
1 市場価格で売却できる!
競売の場合、市場価格の6~8割の価格で落札されるケースがほとんどなので、多額の残債が残ってしまいます。その点、任意売却では、一般の不動産市場に売りに出すため、適正な市場価格で売却できます。結果として、ローンの残債を減らすことができます。
2 ゆとりを持って生活を再建できる!
任意売却をしたからといって必ずローンの全額がなくなるわけではなく、売却価格によっては残債が残ります。しかし、任意売却なら残債の支払い方法を債権者と調整できます。一般的には、現在の収入や生活の状況が考慮され、無理のない返済額・返済プランを設定してもらえるため、ゆとりを持って生活を再建できます。
3 立ち退き時期を交渉できる!
競売の場合、落札されたら直ちに立ち退きを迫られます。引っ越し先を探している時間もないまま、追い出されてしまうケースも少なくないようです。その点、任意売却なら、買主との間で引っ越しの時期を交渉できるため、急に立ち退かされるような心配はありません。
4 近隣に知られずに売却できる!
競売の情報は裁判所によって公示されるため、近隣の方に事情を知られてしまうリスクがあります。一方、任意売却では、通常の売却と同じ方法で売りに出すため、近隣の方に知られる可能性も低くなり、余計な気苦労をしなくて済みます。
任意売却と競売の違い
任意売却 | 競売 |
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住宅ローンの返済を滞納しているために不動産が競売になってしまう前に、債権者の合意を得て一般市場で売却する。 | 住宅ローンを返済できなくなった人の不動産を裁判所が差し押さえ、強制的に売却して、債権者への支払いに充てる。 |
任意売却 | 競売 | |
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メリット |
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デメリット |
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